「妊娠」とか「母親」とか「母子」とか、そういう話題って
ついつい反応しちゃう今日この頃。

お昼の情報番組で、とあるお医者さんが経験した話として紹介されていたエピソード。

重い心臓病の女性が、どうしても赤ちゃんを産みたいって事で
自分の命と引き換えな決意までして出産をした。
とりあえず出産は成功し、母子共に異常なく過ごしていたはずなのに…

ある日そのお医者さんが、彼女の夫に電話してみると
「妻は亡くなりました」って言うではないか。

あんなに順調だったはずなのに何故??

…答えは。

夫の前では「(自分が心臓病の)薬を飲んでるから、母乳を与えられなくてお乳が張るの」と
赤ちゃんにミルクを与えていた彼女であったけど、
実は夫がいない間、こっそりと自分の母乳を与えていたらしい。

どうして判ったかと言うと、彼女が病院から貰った心臓病の薬が
丸ごとタンスの隅に仕舞われていたのを発見したから。

彼女はどうしても、自分で母乳を与えて赤ちゃんを育てたかったという事。
だから、自分の病気のための薬は一切飲まずにいて、結果、命を落とす事になってしまった…

切ない。切ないねぇ…
でも、気持ちは判る。やっぱり母乳で育てたいって思うもん。

そのエピソードを紹介した後、コメンテーターの一人が
「母乳で育てたい気持ちは判るけど、赤ちゃんに一番必要なのは母親なのに…」って言ってて
それが余計に切なかったなぁ〜。

そんな事を思ったお昼のひとときであった。

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